偏差値36の離島の高校から慶応SFC AO合格した私の完全攻略法
こんにちは!今回のコラムでは、慶應義塾大学 SFCアドミッションオフィス入試(以下AO入試)の受験を考えている方に向けて、実際の合格者であり例年SFC AO合格者を輩出している私が知るSFCAO入試の全てを話します。
🌱 0. はじめに
このコラムを、これからSFCに本気で入りたいと思っている受験生とそれを応援する人に向けて書きます。
私のプロフィール
- 瀬戸内海の小さな島の偏差値36の高校出身
- 自身の不登校や経済的困難の経験から「誰もが”本当になりたい自分”を諦めなくていい環境づくりと人材育成」をテーマに総合型選抜専門塾を立ち上げる
そんなAO入試で慶應義塾大学総合政策学部(SFC)に現役合格した私ですが、当時は以下のような状況でした。
受験を決めた当初は、論理的に物事を考えることが苦手で、 いわゆる非認知能力と呼ばれる部分が欠けており、「受かる」と自分でも思うことが出来ませんでした。 そんな私がなぜ偏差値36の離島の高校から倍率約10倍のAO入試で慶應義塾大学に合格することができ、今では受験生のサポートをするようになったのか。
慶應SFCに行きたいけど、自分には無理だと決め付けている人、AOで受験したいけどどんな対策をしたらいいのか具体的に知りたい人、進路について本気で考えたい人にこのコラムが届き、少しでも役に立ちますように。
🦆 1. SFCとは
『未来からの留学生が学ぶキャンパス』
SFCとは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスのことで総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部が主要な学部となっています。
『未来からの留学生が学ぶキャンパス』として、社会問題解決に向けた個別学問の枠を超えた学際的、融合的なアプローチを学べる環境となっています。必修科目も少なく、自由な学びを自分から掴み取ることができるキャンパスとして多くの受験生から人気を集め、毎年AO入試の倍率は10倍以上になっています。
キャンパスは神奈川県藤沢市に位置し、自然に囲まれ、図書館やカフェ、学生交流スペースなども充実しています。鴨池と呼ばれる池の周りには、学生たちが空いた時間やお昼に、芝生の上でご飯を食べたり、お昼寝をしたり、パソコンを広げたり、話に花を咲かせたりと鴨る(かもる)学生たちで賑わっています。
📑 2. SFC AOの特徴と概要
そもそもAO入試とは
AO入試(総合型選抜)とは、大学や短大、専門学校などにおいて、学力試験では評価できない受験生の能力や適性、意欲などを総合的に評価する入試制度です。
SFC AOの4つの特徴
両学部の定員は各150名。夏秋AOに分けて募集します。毎年倍率は10倍以上と高倍率です。
学校の成績(評定平均)を一切問わずに選考が行われます。
大学指定のコンテストで所定の成績をおさめれば一次書類選考が免除されます。
1次選考で最も重要になるのが書類。特に2000字の志望理由書は全ての基盤になります。
日程イメージ
👀 3. 自己分析と大学分析
SFCへの受験を決めた私が最初にやったのは、自己分析と大学分析です。
自己分析の4つの軸
- 学びたい軸は何か
- 将来何を実現したいのか
- そのためには何を学び、経験する必要があるのか
- どんな自分になりたいのか
主にこの4つを軸に「なんで?」を繰り返し、深掘ることで自分の志望動機を明確にしていきました。ただ考えるだけではなく、文字や言葉にすることで深掘りと同時に整理もしていました。
おすすめは、”自己課題発見ノート”です。
大学分析の5ステップ
📝 4. 一次書類作成の対策方法
ここで多くの受験生が悩むのが『書類作成』です。私も最初は、何をどう書けばいいのか全く見当もつきませんでした。しかし、試行錯誤する中で見えてきたのは、『具体的な経験』と『SFCで何を実現したいのか』を結びつけることの大切さでした。
◉志望理由書(2000字)
志望理由書は、受験の軸となり、合否に直結するほど重要な書類になります。いきなり書き始めるのではなく、一度項目に分けて箇条書きにし、論理的な構造になっているかを判断します。
◉自由記述
自由記述は、自己PRを入れつつ志望理由を順序立て、学びたいことを視覚的に分かりやすくまとめました。(ツールはGoogleスライドやCanvaがおすすめ)
入れるべき内容は「自分を一言で表すキャッチコピー」「研究テーマ」「検証結果」「実現したいこと」など多岐にわたります。
◉志願者評価
SFCのAO入試では、2親等内の親族以外で志願者を客観的に知る立場にある2名の方に、評価書を書いてもらう必要があります。「選考にあたって有用と思われる志願者の学力・人柄(1000字)」「志望学部に相応しい人物かの総合判断とその理由(1000字)」などがあるため、余裕を持って依頼することが大切です。
🗣 5. 2次試験の面接対策
SFCのAOでは、30分間で受験者1人に対して3人の教授との面接となります。一般的な質問はほとんどなく、志望理由書などの一次提出書類をかなり深ぼって聞かれます。
⚠️ 要注意:準備期間の短さ
一次試験合格が分かってから、二次の面接対策を始めると絶対に後悔します!なぜなら一次合格発表から二次面接までは約1週間しかありません。一次の合否結果が出る前から準備を始めておくことを強くおすすめします。
面接対策の5つの具体的な方法
- 【方法1】 一次試験で作成した資料の徹底的な深掘り
- 【方法2】 志望理由の要約と言語化
- 【方法3】 単語カードで想定質問作成と脳内模擬面接
- 【方法4】 関連する論文・先行事例記事を読む
- 【方法5】 実際に受けて合格した先輩の話を聞く
当日のマインドセット
最後にすごくすごく大切なことをお伝えします。これだけ沢山準備をしても、SFC教授は必ずあなたの痛い点をついてきます。厳しい意見にその場から逃げたくなるかも知れません。頭が真っ白になるかも知れません。
それでも黙り込まないで下さい。
そこで黙って何も答えることが出来なければ、どれほどあなたが一生懸命でも必死でも、相手に伝えることが出来ません。意表をつかれ答えられない点には「その点についてはまだ考えが及んでいなかったので、ありがとうございます!今後その点についても考察していきたいです!」など、これからに繋げられる回答を心がけてください。
教授はあなたを落としたいわけではありません。あなたの想いや考えをぶつけて、その“ワクワク”に教授を巻き込んで下さい。